<AI(Appreciative Inquiry)>

1980年代、米国Case Western Reserve University博士課程在籍中のデビッド・クーパーライダー(現在は同大学教授)によるクリーブランド・クリニックのリサーチから生まれたアプローチと哲学。

人間の脳は、問われた内容によって探究をするとようにできています。そのため、AIではその組織・グループが最善の力を発揮した時、それがどのような要因によって起こったかを探究することが、組織やメンバーのエネルギーを上げることにつながり、協力なコミットメントが生まれると考えます。

AIのプロセス

AIは、「Discovery(発見)」→「Dream(発見した理想の姿を大胆に思い描く)」→「Design(実現に向けて方法を考える)」→「Destiny (変革を持続させる)」という4つのフェーズを経る、または繰り返していくというプロセスで実行されます。これを「4Dサイクル」と呼びます。

AIの実際の実施方法としては関係者全員(数十人〜数千人)が集まり3〜5日間かけて行なう「AIサミット」というワークショップ形式が知られていますが、それよりも少人数、短時間で、または数回に分けて行なうこともできます。また、シカゴ(Imagine Chicagoプロジェクト)や横浜(Imagine Yokohamaプロジェクト)ですでに実施された通り、Discoveryフェーズのペアインタビューのみを大規模な人数で行なわれた例もあります。

AIの特徴

■ 強みに焦点を当てる:「問題」に焦点を当てるのではなく、すでにある強みやその背後にある価値観を探究します。それにより、従来の「欲しくないもの(望ましくないもの、解決すべきもの)は何か?」ではなく、「もっと欲しいものは何か?」にメンバーのフォーカスを向けます。

■ 関係性を築く:AIのはじまりは、くつろいだ雰囲気の中で1対1でじっくりと互いが最も輝いたときのことを聞き合うペアインタビューから始まります。それを4〜8名のグループで分かち合い、そしてグループ全体へと広げていくプロセスにより、グループ全体にある強み・リソース(資源)を発見していきます。このプロセスを経ながら、同時に関係性が築かれるため、最後に決めたアクションプランを、高いエネルギーと共に力強く実行することが可能となります。

■ イメージや物語を活かす:人は誰でも、発想の限界を持っています。これまでの発想の枠の中では、新たなソリューションを考え出すのは不可能です。AIでは1対1のペアインタビューから始まり、グループ全体の中に「すでにある強み・リソース」を集約した「ポジティブ・コア」を作ります。その「ポジティブ・コア」をメタファー(例え)として表現し、それをイメージや物語、実際に体を動かす(寸劇)など、様々な方法を使って表します。また、「ポジティブ・コア」が最大限に発揮された状態を「大胆に思い描く」Discoveryフェーズでも、同じようなことを行ないます。それにより、従来の発想の限界を超えていくと共に、仲間と一緒にそうした体験を経ることにより、明確にイメージ共有することもできます。

AIの事例

ヒューレット・パッカード、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ノキア、AMEX、モトローラ、BMW、フィリップス、ファイザー、ハンターダグラス、米国海軍、シカゴ市

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Case Western Reserve University AI資格コースでD.クーパーライダー博士、ロン・フライ博士と。

ai_02ODネットワーク国際大会2014で来日したAI創立者ダイアナ・ホイットニー氏の通訳をつとめる

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